生物多様性ゆるゆるガイドツアーはどこがおもしろい?
ツリフネソウの中でマルハナバチが花粉まみれでグリグリ、リスたちはオニグルミ抱え隠し場所を求めてウロウロ、カラスザンショウの実を食べたキビタキがウンチをポトリ…
森の中では、いろんな命の糸がつながっていたり、こんがらかっていたりします。
その糸を少しほぐすことで、かいま見える命の物語のきらめきの素晴らしさ!人気の希少植物だけではなく、家の裏にもありそうな「雑草」たちも高尾山の大切な一員。彼らの物語だってびっくりするようなことがいっぱい。
高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーは、単なる植物ガイドや道案内ではなく命の物語のガイドツアーです。
Point01「山頂を目指しません!」
高尾山は、日本で一番小さな国定公園です。 高さも599mと低山。この小さな山に約1300種以上、近辺を入れると約1500種の植物や5000種を超える昆虫が暮らしているため、狭いスペースにいろんなものがワサワサ生きています […]
Point02「ルーペ必須、ミクロの世界で地味だと思った花が!!」
高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーではルーペ必須。 たとえばノブキは、ぱっと見ただけでは白くて小さい地味な花。多くの人が見向きもせずに通り過ぎます。でも、ルーペでのぞくと、白い花と思ったものはさらに小さな白い花たちの […]
Point03「生きものたちの立ち居振る舞いが素敵!」
わたしたち人間が図鑑にのっている「ヒト」の絵とは違い個性があるように、同じ種類のものでも図鑑に掲載されている写真どおりにはいきません。 咲いている場所で花の色が微妙に違う、大きさが違う、葉っぱの裂け方が違う、なんてことは […]
Point04「生きものの同定や名前を覚えることにこだわらない」
ときどき、図鑑とにらめっこで「この草の名前は○○」とわかるとさっさと歩き去ってしまう人を見かけます。でも、名前を知ることより、その草がなぜそこにいるのか、どんな暮らし方をし、どんな戦略で子孫を残そうとしているのか、という […]
Point05「生きものと人とのつながりが面白い!」
日本列島に暮らしてきた人々は、多くの自然を賢く利用してきました。これは食べられる、これは繊維になる、これは油が取れる、これは薬になる等々、80~90歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんは智恵のかたまり。そのサバイバル能力は […]
Point06「水の循環、森の時間の流れ方を五感で感じる」
高尾山は水の山です。わたしたちは土の上を歩いていますが、水の上を歩いていると言ってもよいぐらい。 土にしみ込んでいく水、草木に吸われ吐き出される水、あちこちであふれている湧水。高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーではい […]
Point07「春夏秋冬ですっかり姿を変える生きものに感動」
高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーは年中開催していますが、四季を通して参加することをおすすめします。 多くの植物図鑑は、花が咲いている時の写真が掲載されています。でも同じ植物でも春夏秋冬でまったく姿を変えるものがたく […]
Point08「緑色=森だと思ったら大間違い」
日本では「緑色」は多様です。萌木色、若葉色、若草色、若菜色、若芽色、柚葉色、松葉色…きりがないほど緑系統だけでも何種類もあります。 さらにキラキラした木漏れ日がさすと同じ色でもまるで異なる色に見えます。 森の色とは、まさ […]
Point09「雨の日こそ楽しい♪」
登山やハイキングの日に雨だとガックリ…そんな気持ちはよくわかります。 でも、雨の日の森にぜひ足を運んでください。 苔たちは、水をつかむために目いっぱい葉っぱを拡げ青々。 「雨降り花」と呼ばれる花たちは花びらを閉じ、少し下 […]
Point10「今までと自然の見方が変わる!」
高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーを受けた方たちの多くが「この道は何度も山頂に行くため通ったのに何も見てなかった~!」「前だけ見て歩いていたよ。もったいないことした!」と口にします。 もちろん、ガンガン歩き山頂に到達 […]