高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーを受けた方たちの多くが「この道は何度も山頂に行くため通ったのに何も見てなかった~!」「前だけ見て歩いていたよ。もったいないことした!」と口にします。
もちろん、ガンガン歩き山頂に到達して山なみを見るのも気持ちの良いものです。
でも何気なく通り過ぎている足元に、木々の梢に目を向けてみてください。
そこにもかしこにも、命、命、命だらけ。
BDガイドツアーを受けて1時間もすると、参加者の目の向けどころがすっかり変わっていることに気づきます。草の葉をめくってみたり、小さな実を見つけたりと足元に意識が集中している人が増えます。いろんな音にも敏感になります。
なんとなく「森」とか「山」と思っていた場所が、視点が変わることで「何かが暮らしている場所」に見えてきます。
もう一度、森と出会い直してほしい、それが高尾山・生物多様性ゆるゆるガイドツアーの一番の願いです。