日本では「緑色」は多様です。萌木色、若葉色、若草色、若菜色、若芽色、柚葉色、松葉色…きりがないほど緑系統だけでも何種類もあります。
さらにキラキラした木漏れ日がさすと同じ色でもまるで異なる色に見えます。
森の色とは、まさにそんな色の集合体です。
いわゆる「緑化」された場所と森の色はまるで違います。「緑化」の多くは同じ植物が植えられ単調な緑色になります。でも森の中は、多様な木々が混在し、木々の梢の葉の色、下草の色といろんな緑に包まれます。
鼠色に近いものもあれば、赤みがかったものもあり、草木染などによる伝統色が豊かである理由がよくわかります。
森の色にぜひ魅了されてください。